撤去期限をすでに迎えた旧基準機を再設置するホールが全国に急増しているようです。
現状のホールの状況を考えると、旧基準機を使いたいという気持ちはわからなくもないのですが…。
撤去期限を迎えた旧基準機が再設置されている!?
現在、撤去期限を迎えたはずの旧基準機(高射幸性機種に該当する機種)を、再設置するホールが急増しているとのことです。
参考記事:「旧規則機の未撤去による全機連への通知は251店舗に、千葉、岐阜が急増」
具体的には、以下の機種ですね。(カッコ内は撤去期限)
- 沖ドキ! (2021年1月)
- ミリオンゴッド神々の凱旋 (2020年11月)
- 押忍!サラリーマン番長 (2020年8月)
これらの機種が、撤去されないまま、あるいは一度撤去されたものの再設置しているホールが増えてきている、ということです。
ご存知の方も多いと思いますが、これらの機種は撤去直前までずっと高稼働を継続していた、超人気機種です。
これらの台が設置されていれば、稼働がつくのはごく当たり前のことだと言えるでしょう。
再設置が再設置を呼ぶ悪循環
これらの期限切れの旧基準機が再設置されてしまう理由というのは、2種類あると考えられます。
- 期限切れの旧基準機を設置しないと経営的にキビしい
- 設置しているホールがあるのだから、ウチも設置しよう
ひとつめの理由に関しては、現状のホール状況からするとわからなくもありません。
ですが、一度は撤去されたはずの機種を再設置しているということは、多くのホールがふたつめの理由で再設置しているということを意味していますよね。
現状は、このふたつめの理由「他のホールが再設置しているのだから、ウチも再設置しよう」という考えのホールが増えてきているということなのでしょう。
期限切れの旧基準機は超人気機種なわけですから、設置すれば稼働はつきます。
他の再設置しているホールにお客を取られないようにするために再設置する、といったことも考えられます。
つまり、期限切れの旧基準機を再設置しているホールがあると、それが理由でさらに他のホールでの再設置を呼ぶという、悪循環に陥っているわけですね。
ルールを守るホールがバカを見ないように…
前述のようなルール違反が次々と起きてしまうのは、期限切れの旧基準機を設置していることに対する罰則が無いからです。
現状は、ルールを破って再設置をした方がホールは得をしてしまうため、ルールを破るホールが後を絶たない状況になっているのだと言えます。
ルールを守るホールがバカを見ないように、ルールを守る側にインセンティブ(得をすること)を与えるようなルールの整備が必要ですが…
そううまくはいっていないということですね。
まとめ
撤去期限をすでに過ぎている旧基準機を再設置するホールが急増しているとのデータがあります。
各ホールがルールを順守するのがベストではありますが、ルールが守られていない現状を鑑みると、ルールを守るインセンティブを与える何かが必要そうに思えます…。
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