沖ドキ!、ミリオンゴッド神々の凱旋、押忍!サラリーマン番長といった、撤去期限の切れた機種を撤去しないホールが存在する問題が、新たな展開をみせています。
県理事に辞任勧告
沖ドキ!をはじめとするいわゆる旧基準機の撤去が進んでいない都道府県のワースト上位に名を連ねた、茨城県と栃木県。
今でもこれらの県内では、数十店のホールが沖ドキ!を設置し続けています。
これを見かねた全日遊連(全国のパチンコホールの組合連合会)は、茨城県と栃木県の理事が撤去に非協力的であるとして、両理事に辞任勧告を出しました。
参考:「全日遊連が茨城・栃木の両理事に辞任勧告、沖ドキ未撤去問題で」
撤去に従わない理事は辞任勧告…という、全日遊連としては「沖ドキ!の未撤去ホール問題をそれだけ重く見ている」という判断であると考えられます。
撤去しないホールの言い分としては
沖ドキ!を撤去しないホールの言い分としては、
- 経営状況が厳しいから
- 法律上の撤去期限ではないから
- 沖ドキ!は定義上高射幸性機ではないから
…といった理由が挙げられます。
ですが、これだけ逆風が吹いている現状において、沖ドキ!を設置しているホールとしても、胸を張って設置していると宣言することはできないはずです。
当然ながら、うしろめたさを感じつつ設置しているのは間違いありません。
いつまでも設置し続けられるものでないことは分かっていた、そして今も分かっているはずなのです。
参考記事:「一部地域で「反乱」とも言われた「沖ドキ」撤去の真実。問題を通して見た、パチンコ業界の底力」Yahoo!ニュース
業界イメージ向上のためにも
業界団体が強くなり、いまは昔ほどは業界の方針に背くホールが少なくなったと言えます。
ですが、こういった業界方針に背くホールが一部存在することで、業界全体が「ルールを無視する組合員ばかりの業界」と思われてしまうのは悲しいことです。
苦しいながらもちゃんと撤去に応じているホールがほぼすべてなのですから。
確実に、一昔前よりもパチンコ・パチスロ業界は健全な方向に変化してきていますし、一般的な業界のイメージも以前ほどは悪くなくなってきています。
業界の健全化、イメージ向上のためにも、明確なルール化およびそれに従う姿勢が求められています…。
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