パチンコを打っていると、現在のパチンコがスロットに比べていかに荒いか、期待値通りに落ち着きにくいか、を感じませんか?
今も昔も、パチンコはある程度荒いものでしたが、スロットの荒さがほぼ消えたため、相対的にパチンコの荒さを目立って感じるようになりました。
期待通りに落ち着きにくい = 荒い
ここでいう「荒い」というのは、「期待される結果に落ち着きにくいかどうか」を指します。
例えば、パチンコでボーダーライン+2回転の台を終日打った場合の期待値が+10Kだとすると、そこから大きく外れた結果になることが多い場合を「荒い」と言います。
もちろん、荒いか否かは期待値がプラスの場合もマイナスの場合にも言えます。
設定1でも時として万枚出るような機種であれば、それは「荒い」と言えます。
実は、パチンコもスロットも、歴史を紐解いていくと、基本的に荒ければ荒いほど人気がある、と言うことができます。
昔はパチンコもスロットも荒かった
今でこそ、各種の規制によりパチンコもスロットもまだ昔よりは穏やかになったものの、10年前、20年前はかなりの荒いマシンばかりでした。
荒い機種の例は挙げればキリがありません。
パチンコであれば初当り確率1/500のMAX機、スロットであれば設定1でも余裕で万枚出る爆裂AT機などが、「荒い」機種の頂点といえるでしょう。
そこから時は流れ、パチンコもスロットも厳しい方向へ規制は進み今に至ります。
どちらも規制されてきたことに変わりはありませんが、どちらかというとスロットの方がより厳しく規制されてきています。
その結果、スロットはマイルドになり、パチンコの方が相対的に荒さを感じるようになっているのです。
スロット人気の凋落も、そこに原因があるんですけどね。
そもそも確率的に見てもパチンコの方が荒い
パチンコの方が荒い、ということを確率的に見てみると、よりわかりやすくなります。
以下は、現在の代表的な機種といえるであろうパチンコ「P大海物語4スペシャル」とスロット「バジリスク絆2(設定1)」を一日回した場合の期待初当り回数です。
比較項目 | パチンコ | スロット |
初当り確率 | 1/319 | 1/525 |
終日稼働時の回転数 | 2000回転 | 7000回転 |
終日稼働時の期待初当り回数 | 6.3回 | 13.3回 |
初当り1回の期待出玉 | 約4500玉 = 18K | 約400枚 = 8K |
ざっくり計算しただけでも、一日回した場合に期待できる初当たり回数には2倍以上の差があります。
さらに、初当り1回あたりの期待出玉もパチンコの方が多いということがわかると思います。
初当り回数が少なく、期待出玉が多い方が、結果は期待値通りに落ち着きにくいですので、確率だけ見てもスロットよりパチンコの方が荒いというのは分かると思います。
荒いと期待値と結果に差が発生しやすい
「パチンコの方が荒い」という事実から知っておくべきことは、パチンコでの勝った/負けたといった結果やその額は、期待値よりも大きく外れている可能性が高いよ、ということです。
パチンコはスロットよりも偶然に左右される要素が大きいということですね。
パチンコを打って勝った時は特に、結果オーライとせず、本当に期待値がプラスの台を打って勝ったのか、あるいは負けるべき台でたまたま勝ったのかを、冷静に確認したほうが良いということになります。
自分も再度あらためてパチンコの立ち回りに活かそうと思います…。
まとめ
現状のパチンコはスロットより荒い、というのは確率的に見ても事実です。
パチンコで勝った時も、それは期待値通りに落ち着いた結果なのか、偶然の影響を大きく受けたものなのかを認識しておくようにしたいですね。
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