ここ最近、とくにホールの出玉がシブくなっていると感じませんか?
実際のところ、出玉を出せる状況にないホールがかなり増えてきています。
出玉を削減することで、なんとか経営を持たせている、といったところなのでしょう。
遊技機メーカーの社員リストラが進む
どの業界であってもそうですが、今はコロナウィルス感染拡大の影響で業績が低迷している企業ばかりです。
特に、まったく振るわなかった2020年の結果を受けて、2021年は本格的に経費削減に動き始める企業が増えていくと予想されます。
超大手パチンコ・パチスロ遊技機メーカーの「セガサミーホールディングス」が昨年11月、リストラ(希望退職者募集)を発表しました。
9,000名ほどの社員のうち、700名が応募したため、1割弱の社員がリストラされるということになります。
参考:「セガサミーHD、650名の希望退職者の募集に対し、729名が応募」GreenBelt
今後も、他の遊技機メーカーの社員リストラや、チェーン店のホールの人員削減も進んでいくことでしょう。
これはもう避けられない流れです。
人件費削減よりも簡単にできるもの、出玉削減
リストラを何のためにするのかというと、人件費を削減すること、つまり固定費を削減することです。
そして、人件費よりも簡単に削減できるもの、それが出玉です。
人件費を削減するとなると、社員をリストラしたり、契約社員やバイトをクビにしたりしなければなりません。
これを実施するのは簡単なことではありませんし、残った人の会社への忠誠心を下げ、その会社の社会的なイメージも悪くなります。
一方、同じように経費を削減しようと思ったとき、出玉を削減することはそうそう難しくありません。
パチンコであれば各台の釘をちょっとずつシメればよいですし、スロットであれば高設定を使う頻度を減らす、あるいは高設定は使わないようにするなど、簡単に調整がききます。
出玉の削減は当然の帰結
パチンコ・パチスロを打つ人なら知らない人の方が珍しいくらいの大手パチンコ・パチスロメーカーの社員ですら、リストラにあっている状況です。
それくらい、遊技機メーカーもホールも厳しい状況であると言えるのです。
この状況で、人員のリストラはするのに、それより簡単な出玉の削減を行わないというのは、あり得ない話です。
出玉が削減されてしまうというのは、当然のことではあるのです。
今後、早くコロナウィルス感染拡大が収束していかないと、メーカー&ホールはより厳しくなります。
それに比例して出玉もより厳しくなり、さらにお客が来なくなり、さらにメーカー&ホールは厳しくなる…という負のサイクルが生まれてしまいます。
ホールの出玉状況の観点からしても、コロナ感染拡大は何としても食い止めなければなりませんね…。
まとめ
遊技機メーカーやホールは人員削減という固定費削減を進めています。
それらの固定費削減が行われるということは、当然ながら出玉の削減も行われるということを意味します。
暗い話ばかりですが、まずはコロナの感染拡大に歯止めをかけるところからですね…。
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