パチンコ・スロットで近年になって影響力を拡大しているのが、低貸です。
低貸は登場した当初から稼働が良く、現在でも通常レートのパチンコ・パチスロと同程度、もしくはそれ以上の稼働を誇っています。
低貸コーナーを設置するホールは増えた
低貸(ていかし)とは、本来のレートよりも安く玉やコインを貸し出すことをいいます。
たいていのホールの低貸は、本来のレートの4倍のレートで遊技できる、といったところが多いです。
パチンコであれば千円で250玉ではなく1,000玉。
スロットであれば千円で50枚ではなく200枚。
通常より多くの玉、コインで遊技できる、というのが低貸の最大の魅力です。
「本来のレートだと高くて遊べないけれど、低貸であれば大きくフトコロが痛むことはない…」といったお客の需要を取り込み、低貸を設置するホールは増加してきました。
低貸の環境も向上傾向
低貸の環境は、昔よりもはるかに良くなっていると言えます。
低貸が登場して間もない頃は、低貸に設置されている台は明らかに使い古された、新台とは程遠い機種ばかりでした。
ところが最近では、最新台とまではいかずとも、準新台くらいの台が低貸に導入されているというホールをよく見ます。
昔と異なり、低貸が確実に高稼働するということがわかり、新しめの台を入れても採算が取れるようになったということですね。
さらには、0.5円パチンコや2円スロットといった、さらなる低貸を導入しているホールすらもあります。
打ち手側のレートの選択肢は広がっており、最近だと、通常レートよりも低貸の方が稼働が良い、というホールは珍しくなくなりました。
低貸人気は不景気の証
低貸の環境が整ってきていること自体は、我々ユーザーにとってはありがたいことです。
ですが、低貸の人気は手放しで喜べるものではないと言えます。
低貸が賑わっているということは、お客は本来は通常レートで打ってもいいはずのところ、それをしないで低貸に流れてきている、ということを意味します。
ホールの売り上げが高くなる通常レートを避け、低貸を打っている。
つまり、お客がパチンコ・スロットに使えるお金は減っているということです。
世間一般の趣味・娯楽費が減少し続けているという話やデータはよく見聞きしますが、パチンコ・スロットの低貸人気からもそれは見て取れるということですね。
まとめ
パチンコ・スロットの低貸は状況も良くなっており、人気は不動のものとなりつつあります。
ですが、低貸人気の裏には、パチンコ・スロットユーザーの趣味・娯楽費減少といった背景も見て取れます…。
コメント