パチンコ・パチスロにおいて人気の高い、低貸のコーナー。
パチンコにおいては1パチや0.5パチ、スロットでは10スロや5スロ、はたまた2スロなんていう低貸も存在しています。
低貸コーナーで勝負して長期的に勝ち続けることは可能なのでしょうか?
結論から述べると、「できなくはないが、効率が悪い」と言えます。
低貸とは
低貸(ていかし)とは、本来はパチンコであれば1玉4円、スロットであれば1枚20円で貸し出すところ、それより低いレートである1玉1円だったり、1枚5円だったりで貸し出すことを言います。
もちろん、本来の1玉4円のパチンコや1枚20円のスロットと混ざってしまわないように、コーナーが分けられています。
貸玉/貸メダルが安い分、出た場合の交換も安くなるということですね。
低貸コーナーはわかりやすく、「1パチ」とか「5スロ」といったような表示があり、通常のレートとは別になっています。
最近はどのホールにも低貸コーナーが設けられていることが多くなってきました。
低貸しかやっていない、低貸専門店なんかもあります。
低貸では勝てるのか。通常レートとの違い
低貸コーナーで勝つことはできるのか、というと、できます。
ですが、通常のレートでの勝負に比べて、効率が悪いということは言えます。
正直なところ、通常レートで長期的に勝ち続けられる人が、わざわざ低貸で勝負する理由はほぼありません。
低貸では、通常レートと比べて、以下の違いがあります。
甘釘台/高設定台が入りにくい
まず、通常レートと比べると、圧倒的に甘釘台/高設定台がありません。
そもそもホールは、低貸のコーナーは利益があまりとれないので、低貸で甘釘台や高設定台を入れてお客を楽しませるという発想はありません。
ホールとしては、甘釘台/高設定台を入れるのであれば、通常レートの台に入れて、アピールをして他のお客から回収したほうが効率が良いのです。
古めの機種やバラエティコーナーが多い
基本的に低貸コーナーの台というのは、通常レートの台で稼働がつかなくなってやむを得ず低貸コーナーに移動してきた、という台がほとんどです。
なので、古めの機種や、そこまでヒットしなかった台をかき集めてバラエティコーナーとして低貸で設置する、というケースが多くなります。
この点においては特に低貸だから不利ということはありませんが、鮮度の低い台はやはり回収台である傾向が強くなってきます。
等価交換でないことが多い
通常レートのコーナーが等価交換やほぼ等価交換であったとしても、低貸コーナーが等価交換でない、というホールは多くあります。
そうしないと儲けが出ないくらい、低貸が稼働した時の利益というのは小さいのです。
等価交換ではないと、低貸でも有効な戦略であるハイエナの効果が激減してしまいます。
このように、低貸では通常レートにくらべて不利な点が多くあります。
通常レートで勝てるのであれば、甘釘台/高設定台が入りにくく、かつ低価交換(貸出時と交換時で差が大きいこと)の低貸をわざわざ選ぶ理由は無いのです。
1パチ/5スロでの勝ちは、4パチ/20スロのわずか4分の1なのですから。
低貸は楽しく遊ぶ/稼働の練習をするにはもってこい
パチンコ・パチスロで勝つためには低貸は選択肢にはありません。
ですが、負けることが前提で、ゲームセンターで遊びたい、といった場合や、パチンコやパチスロ初心者が慣れるために打ってみたい、という場合には、低貸は最高です。
レートが低いとはいえ、長期的に見ると確実に負けられますので、ずっと低貸で打ち続けることはおススメしません。
ですが、打つ練習、とくにスロットにおいて目押しの練習をしたいといったときに、低貸は最高の選択肢になるのです。
まとめ
低貸で勝つことはできなくはないですが、効率が悪いです。
低貸は負け前提のゲームセンターとして遊ぶ場合や、目押しや打ち方の練習をする場合にもってこいのコーナーです。
コメント