パチンコ・パチスロで昔から言われていることとして、「ホールの遠隔操作」の存在があります。
ホールは遠隔操作を行うためのホルコン(ホールコンピューター)を持っていて、コンピューターから個別台の当たりハズレや、シマごとの出玉を調整できる、という話ですね。
今回はこの、遠隔/ホルコン操作をメッタ切ろうと思います!
残念ながら、そんなモノは無い!という方向のメッタ切りですが。
まことしやかに流れる、遠隔操作の噂
ここで最初にあらためて明確に述べておきますが、遠隔操作/ホルコン操作というものは存在しません。
遠隔操作だ!ホルコン操作だ!と叫ばれるケースで多いのが、以下のような場合ですね。
・私が打ったら急に出なくなる!
・私がヤメたら急に出る!
・信じられないくらいハマった!
これらの主張は、ただ自分の状況を遠隔操作のせいにしているだけで、遠隔が存在していることの理由にはなりません。
ある程度パチンコ・パチスロを打つ方であれば、上記のような状況に遭遇したことはあるはずです。
ですが私もホール店員時代によく、上記の理由から遠隔操作を疑われ、お客さんから文句を言われていました。
ホール店員に対し、「いろんなところにあるカメラでお客を監視して、遠隔操作をしているんでしょ!」と言うオバちゃんは、これでもかというくらいたくさんいました。
ホールがお客を監視しているのは事実ですが、遠隔操作はしていません。それは日本じゅうにたくさんいるオバちゃんたちの被害妄想です。
10年ほど前は、とある大手のホール(名前はいちおう伏せます)が遠隔操作をしていてそれが内部告発されたとか、どこから出てきたのかわからない噂話もありました。
それもライバル店があらぬ噂を流したのでしょうね。
遠隔操作をする意味がない
たとえば、ホールが遠隔操作をすることが可能だったとして、それをホールが実際に実施するでしょうか?
実際にホールが遠隔操作という選択肢を持っていたとしましょう。
どうなるでしょうか。
最初に、遠隔操作をするとなると、実際に遠隔操作を行う人の人件費がかかりますよね。ホールのオーナーが自ら操作するにしても、人が操作する必要があるという点で同じことです。
とくに遠隔操作で個人攻撃などを行う場合は、より面倒くさいですよね。
余計な人件費のかかる選択をホールが行うでしょうか。
次に、遠隔操作ができるなら、わざわざ個別の台の釘調整や設定変更は、やる必要がないですよね。
釘師・設定師・あるいは店長がわざわざ各台の釘や設定をいじるのは非効率ですよね。遠隔操作して管理してしまえば一発なんですから。
ですが、日本中のホールが釘調整や設定変更を行っていますよね。
まあずっとシブ釘&ベタピン(全台設定1)のホールもありますが、そういうホールは問題外として…。
最後に、遠隔操作があれば、特定のプロは生存できないはずです。
ホールからしてみると、出玉で還元しようとなったら、たまにしか来ないプロに出されるよりは、いつもホールにお金を落としてくれている常連に出してほしいですよね。
遠隔操作ならば、それは可能です。個人攻撃ができるのですから。
結果、プロは遠隔操作の攻撃に合い、勝てなくなってしまうはずです。
ですが、現状は私のようなセミプロも含め、多くのパチプロ・スロプロが存在できています。ホールは特定の個人を負けさせることはできないのです。
逆説的になりますが、このようにホール側で遠隔操作ができると仮定すると、いろいろと矛盾がでてきてしまうというわけです。
まとめ
ホールの遠隔操作の噂は昔からよく聞く話ですが、実際のところ遠隔操作の存在が疑われるような状況になったことはありません。
現状のホール状況からしても、遠隔操作は存在しないと考える方が自然です。
わざわざ遠隔操作をしなくても、お客さえついていれば、ホールは儲けることができますので。
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