歴史に残るともいえる激動の2020年が過ぎ、2021年が明けました。
2021年のパチンコ・パチスロ業界はどうなっていくのでしょうか。
現在わかっている状況の範囲にはなりますが、2021年の展望を見ていきます。
2021年に予定されていること
パチンコ・パチスロ関係で2021年の実施が決定している、代表的なことは以下があります。
- 沖ドキ!撤去
- スロット低ベース6.1号機導入
- 旧基準機完全撤去
どれも現在のパチンコ・パチスロの状況が大きく変わりうるものですね。
それぞれについて解説していきます。
沖ドキ!撤去
2021年、年明けすぐの1月にスロットの人気機種「沖ドキ!」が撤去期限を迎えます。
沖ドキ!は高射幸性機に分類されており、2020年5月に判断されたコロナウィルス感染拡大対策優先のための撤去期限延長には該当しなかった機種です。
2020年には、「押忍!サラリーマン番長」や「ミリオンゴッド神々の凱旋」といった高射幸性機の撤去が完了し、残る超人気機種は沖ドキ!くらい、といった状況となっています。
ここで、他の高射幸性機種の撤去のときもそうでしたが、沖ドキ!が撤去された後に設置される機種が問題となってきます。
もともとの想定としては、
押忍!サラリーマン番長 ⇒ 押忍!サラリーマン番長2
沖ドキ! ⇒ 沖ドキ!2
が、それぞれ撤去後に取って代わる機種の予定でしたが、これらの後継機種は全くヒットしませんでした。
むしろ後継機の方が早々にハズされる候補、あるいはすでにハズされてしまっているような状況です。
このため、沖ドキ!の空いた穴を埋める機種はこれだ、と言えない状況にあるのです。
スロット低ベース6.1号機導入
2月および3月頃から、スロットの低ベースの6.1号機が導入されてきます。
低ベースというのは、通常時のコイン持ちが悪いということです。
基本的に、コイン持ちが悪い機種ほど、ギャンブル性が高く、稼働がつきやすいと言えます。
現在ホールに存在する主な6号機は千円あたり50ゲーム前後ですが、今後登場する6.1号機では千円あたり36~38ゲームといった、千円あたり40ゲーム以下の低ベース機が出てきます。
結局のところ、お客は遊べる台ではなくギャンブルできる台を好むため、ベースの低い機種というのは、ヒットする可能性が上がるといっていいでしょう。
ちなみに4号機である初代ミリオンゴッドのベースは千円あたり20ゲーム前後。
スロット至上最強と言っても過言ではない、超ギャンブル性の高い機種でした。
そういった機種と比べてしまうと、全然低ベースではないでしょ…という感じもしてしまいますが、現在の6号機のベースが高すぎるんですよね。
いずれにせよ、6.1号機で大ヒットを記録する機種がでなければ、スロットは全くといっていいほど稼働がなくなると考えられます。
あまり考えたくはないですが、その場合、スロット台をパチンコ台に切り替えるなどの転換を行うホールが増えてくると予想します。
スロット専門店はより厳しく、業態転換するかツブれるか…といった判断を迫られることでしょう。
旧基準機完全撤去
2021年11月までに、パチンコ・パチスロの旧基準機(パチンコはCR機、スロットは5号機)がすべて撤去される予定です。
コロナウィルス感染拡大防止優先の観点から、本来なら2020年までに撤去される予定であった機種の撤去期限が延長されたことはご存知の方も多いかと思います。
この、延長された期限が切れるのが、2021年11月となります。
以下は2021年11月に期限が切れる機種の例ですが、どれも最前線で稼働している機種ばかりですよね。
- CR真・北斗無双
- CR大海物語4
- 押忍!番長3
- 魔法少女まどか☆マギカ2
- アイムジャグラー、ゴーゴージャグラー、マイジャグラーⅢ
パチンコであればCR機、スロットであれば5号機に該当する機種は、2021年11月までに完全に撤去しなければなりません。
撤去されることは確定しているものの、ホールとしてはまだこれらの撤去される機種の代替となる機種のアテが無い状況です。
パチンコはまだヒットと呼べる機種が出てきてはいます。(シンフォギア2、大工の源さん超韋駄天、とある魔術の禁書目録…等)
ですが、スロットの方はというと…とても目を当てられる状況ではありません。
このため、2021年スロットの低ベース6.1号機には、スロットの未来がかかっていると言えるでしょう。
まとめ
2021年に予定されているできごとから、2021年の動向を考えてみました。
相変わらず業界全体としては厳しいというのは変わらなさそうです。
その中でも特に、11月に控える旧基準機完全撤去に向けた動きが今後活発化していくことでしょう。
いつも本ブログを読んでいただきありがとうございます。
今年も読者のみなさんがパチンコ・パチスロで長期的に勝ち続けることができるよう、役に立つ話を書いていこうと思います。
今年もよろしくお願いします!
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