パチンコ店の店員をやっていると、お客さんから「無線で私の悪口言ってるんでしょ!」と言われることがあります。
基本的にホール定員は無線でやりとりをしているため、こういった疑念が出てくるのもわからなくもありません。
しかし、それは自意識過剰です。
ホール店員が無線通信をしているのは事実
たしかに、たいていのホール定員は片耳にインカム(無線)とよばれる通信機器を装着しています。
これを使って、うるさいホール内での店員同士の意思疎通を可能にしているのです。
やりとりされる内容としては、
- 朝一入場タイミングの指示
- 店員のホール業務開始/休憩/復帰の合図
- 出玉を流すときなどの呼び出し時のヘルプ
- その他事務連絡
などですね。
また、ホールには出玉状況を把握するための指令室が存在し、玉詰まりなど台のトラブルがあった場合にそこから無線に連絡が入る場合もあります。
無線での連絡は個人間でやりとりをすることはできず、全体に発言する、といった形になります。
業務での連絡以外はしていない
お客としてホールに打ちに行ったときに、店員が何やら無線で話しているのが気になることもあるかと思います。
ですが、これはお客の悪口と言っているとか、お客には言えない秘密の内容を語っているというわけではありません。
せいぜい、以下のような会話が交わされているだけです。
- 「入場開始どうぞ」「了解しました」
- 「タップマンさん、食事休憩どうぞ」「はい、了解です」
- 「タップマン戻りました」「了解」
- 「〇番台の別積みの出玉流します」
どれも、別にお客が聞いてしまったとしても特に問題の無い内容ばかりですよね。
ホール店員が無線で業務以外の連絡をすることはありません。
定員が自分の話をしているのではないかと気にするのは、言ってしまえば自意識過剰というわけですね。
スタッフルームでは悪口を言われているかも
無線でお客の悪口を言っていることは無いと言い切れますが、それはホールに出て仕事をしているときに限ります。
短時間の休憩や食事休憩、仕事終わりなどで、スタッフルーム(休憩/食事/着替えなどをする部屋)に戻ったときは、その限りではありません。
私が働いていたホールでも、お客にいろいろなアダ名がつけられていました。
やっぱり常連かつ見た目や行動がわかりやすいお客にはアダ名がつきやすくなります。
私が働いていたホールでのお客についたアダ名の例は以下です。
- 毎日ホールに居るマッシュルームカットの常連 ⇒ キノコ
- 台ガラスを割ったことのあるパンチパーマのトラック運転手 ⇒ ダンプ
- ボロい服装&無精ヒゲでホールを徘徊する常連 ⇒ コジキ
ホール店員も人間ですから、裏ではお客の悪口くらい言います。
みなさんも、ホール店員に目をつけられてアダ名で呼ばれないように、目立たない装い&行動を心がけましょう…。
まとめ
ホール定員が耳にしているインカム(無線)に関する話でした。
店員は無線でお客の悪口は言っていませんが、スタッフルームでは悪口を確実に言っています。
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