スロットにて千円で借りられるコインの枚数って、昔は50枚だったのに今はホールによって47枚だったり46枚だったりしますよね。
パチンコも、多くのホールでは500円で125玉貸しですが、500円で120玉貸しだったりするホールもあります。
こういったホールでは、コイン1枚、玉1個の価値が他のホールより高くなっているということになります。
昔はホールごとのレート差はなかった
少し前までは、ホールごとに借りられるコインの枚数・玉の個数に差はなく、千円で50枚、500円で125玉固定であり、そこから逸脱するホールはありませんでした。
コインや玉から景品に交換する時の交換率には差があったとしても、コインや玉を借りる段階での交換レートは一緒だったのです。
これが、いつのまにやら千円で47枚やら46枚といった中途半端な枚数に変更するホールが続出しました。
わざわざ50枚から貸し出し枚数を減らしたというのは、「消費税の増税に伴って変更を行った」というのが最もよくある理由になります。
ですが、千円50枚貸しのホールも普通にありますし、消費税の増税だけが貸し出し枚数を減らした理由であるとは言い難いです。
レート上昇の影響は
パチンコ・スロット共に、貸し出し枚数(玉数)が減ることによるレート上昇がもたらす影響はおもに以下となります。
- ホールの売り上げが上がる
- 勝てる人はより有利に、負ける人はより不利になる
貸し出し枚数の減少(レートの上昇)は、パチンコ・パチスロで負けている人が一番割を食う変更であると言えます。
ホールの売り上げが上昇する
千円あたりのコイン貸し出し枚数が減ることにより、千円で回せる回転数が少なくなります。
その結果、同じ回転数を回そうと思ったら、より多くの投資金額が必要となります。
千円あたりの差はそこまで大きくなくても、一万円、二万円と投資していくと、その差は無視できないほど大きくなります。
千円で50枚貸しと46枚貸しを比較してみると、千円あたり4枚の差ですから、一万円で40枚、二万円で80枚の差となります。
50枚貸しのホールで二万円分回すのと同じ回転数を回すためには、46枚貸しではプラス2千円近い出資が必要なのです。
これによって、同じ回転数を回すのに必要な金額が増え、その結果ホールの利益が増える、ということになります。
ホールが貸し出し枚数(玉数)を減らすのは、この利益増を狙ってのものです。
勝てる人はより有利に、負ける人はより不利になる
千円当たりの貸し出し枚数が減るということは、コイン1枚(玉1個)あたりの価格は上がるということになります。
これは、出玉が出た場合には、勝ち額が普通よりも多くなるということを意味します。
出玉を金景品に交換する場合、等価交換だとすると、千円50枚貸しのホールでは5,000枚は10万円となりますが、千円46枚貸しのホールでは5,000枚は10万8千円+αとなります。
この差は結構大きいですよね。
貸し出し枚数の減少は、出玉の価値が高まるということになるので、パチンコ・パチスロで勝てる人にとっては有利に働きます。
トータルのプラス枚数は変わらなくても、1枚あたりのプラスの額が増えるからですね。
ですが、逆に、負けている人にとっては、回収される額が増えるということになりますので、不利に働きます。
トータルのマイナス枚数は変わらなくても、1枚あたりのマイナスの額が増えるからです。
貸し出し枚数の減少(レートの上昇)の恩恵を受ける側でありたいところですね。
まとめ
スロットの千円あたりの貸し出し枚数(パチンコの貸し出し玉数)を以前より減らしているホールは多くあります。
これはホールの利益増を狙ってのものですが、勝つ人はより勝ち、負ける人はより負ける変更であると言えます。
パチンコ・パチスロを打つならば、勝つための考え方を身に付け、勝てるようになることの重要性は年々高まってきています…。
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