オワコンだと言われ続けて久しい、パチンコ・パチスロ業界ですが…このたび、パチンコ・パチスロの遊技人口が過去最低を記録したそうです。
コロナの影響で遊技する人が減ったとはいえ、厳しい状況なのは相変わらずですね…。
前年比で約20%減
パチンコ・パチスロの遊技人口は2000年以降、減少トレンドが続いています。
昨年2020年は、2019年から微増しましたが、今年2021年はコロナウィルス感染拡大の影響から、前年度比約20%減の813万人となりました。
参考記事:「パチンコ参加人口が過去最低に、前年から208万人減の813万人」
コロナウィルス感染拡大の影響が大きいとはいえ、遊技人口が20%も減るというのは衝撃的です。
昨年ホールに来ていた5人に1人はいなくなった、ということですからね。
そりゃあホールの経営もキビしくなるというものです。
あらためて見る、遊技人口減少の勢い
前述のパチンコ・パチスロ遊技人口のデータを見てあらためて驚いたのは、2021年現在の遊技人口は、2001年の半分以下だということです。
2001年:2,011万人
2021年:813万人
もはや記憶も薄れてきてしまっていますが、確かに2000年代始めのパチンコ・パチスロは今とは比べ物にならないほど活気がありました。
当時を知らないという方も多いと思いますが、現在の2倍以上(2.5倍近く)のお客がいたと考えると、盛況ぶりがイメージできるのではないでしょうか。
失われた20年…は進行中
この20年間、日本経済だけではなくパチンコ・パチスロ業界としても「失われた20年」を体験したということになります。
そして、問題なのはそれが「現在進行中である」という点です。
コロナウィルス感染防止対策は一時的なものではなく、今後も続けていく必要のあるものです。
ある日突然、感染症対策を一切やらなくてよくなる、といった類のものではありません。
つまり、コロナウィルスの感染拡大がおさまったとしても、即、遊技人口の回復というわけにはいかない可能性が高いのです。
加えて、外出自粛が進められたことで、ネット投票などオンラインで完結する各種ギャンブル(競馬・競輪・競艇・オンラインカジノ等)へお客が流れています。
これらのお客をパチンコ・パチスロに引き戻すのは簡単なことではないでしょう。
まとめ
2021年のパチンコ・パチスロ遊技人口は前年比約20%減で、過去最低を記録しています。
2001年から半分以下になっているという事実はなかなか衝撃的です。
遊技人口減少に歯止めがかかる見込みは…今のところ見えていません。
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