パチンコ・パチスロの出玉規制が厳しくなってきています。
特にパチスロにおいては、5.5号機から6号機への移行がうまくいなかいと、本当にオワコンとなる可能性があります。
前回記事:「パチンコ・パチスロはオワコンか?①」
景気動向から見てもオワコン傾向にある
1年に4回実施されている、パチンコ景気動向指数調査にて、ホール企業の収益や売上、粗利などを示す「全般的業況」について、過去最大の悪化を記録したとのことです。
パチンコ・パチスロ業界は元からある程度苦しかったところに、コロナウィルスの感染拡大防止の施策が追い打ちをかけた状況ですね。
今回の調査にて、ホールの「事業規模」について、21.0%が「縮小する」と回答したとのことです。
本当にオワコン感が漂ってきていますね…。
参考:「パチンコ店の業況が過去最大の悪化、7割以上の企業が機械代削減の方針」出典:GreenBelt
回答の一部を以下に記載します。
今後の営業施策 | 増やす | 変えない | 減らす |
パチンコ新台購入費用 | 4.9% | 21.0% | 74.1% |
スロット新台購入費用 | 7.4% | 22.2% | 70.4% |
パチンコ総設置台数 | 1.2% | 76.5% | 22.2% |
スロット総設置台数 | 6.2% | 42.0% | 51.9% |
上記を見るとわかりますが、パチンコ・スロット共に新台の購入費用を減らすとするホールが70%を超えています。
今後、ホールの積極的な新台入替は行われないことが予想されます。
しかし、ホールとしては客寄せのための新台入替はやらないわけにもいかないでしょう。
なので、各ホールは新台で導入する台数を少なくしたり、これまで新台を入れていた代わりにただの配置変更にしたりと、工夫をしてくると考えられます。
また、回答結果でとても気になるのは、スロット総設置台数を「減らす」との回答が51.9%もあるということです。
これはつまり、スロットの総設置台数を減らそうと考えているホールが半数を超える、ということです。
これが、スロットは厳しいという状況でなくてなんでしょうか…。
スロット6号機に絶対的な人気機種が出てこないと厳しい、という話を書きましたが、ホールとしても6号機のスロットに見切りをつけて、スロットごと撤退…といったシナリオも見えているということなのでしょう。
当然出玉も「減らす」の対象
ホールの「出玉」ももちろん「減らす」の対象です。
というより、新台購入費用や各種経費よりも、ホールが最も削減しやすいのはこの「出玉」の方です。
上で紹介したパチンコ景気動向指数調査の回答項目には存在するわけはないですが、ホールがもし正直に回答したならば、「減らす」が100%でしょう。
新台購入費用や、パチンコ・スロットの設置台数が削減される中で、出玉だけは聖域として削減対象から外されるでしょうか?
私はそうは思いません。
われわれプレイヤーが、その出玉削減の割を食うことになるわけです。
はぁ…。暗いニュースばかりですね…。
まとめ
パチンコ・パチスロはオワコンか?という話について、景気動向指数調査からみて言える状況を述べました。
パチンコ・パチスロ業界に限った話ではないですが、景気動向からしても各ホールの営業状況は良くないと言えます。
参考記事:「パチンコ・パチスロはオワコンか?①」
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