最近のパチスロでは、高設定や特定の設定の確定する演出を搭載している機種が多くなっています。
これらは出現すれば基本的に打ち手にとっては嬉しいものですが、もちろん弊害もあります。
私個人としては、高設定確定演出が搭載されることには否定的です。
高設定確定演出が存在することによる弊害と、それをふまえたうえでの立ち回りを検討したいと思います。
確定演出が出ないときの期待度は下がる
最初に、高設定確定演出があることの弊害として挙がるのは、確定演出は出れば良いものの、出ない場合には高設定の期待度が下がってしまうということです。
各パチスロメーカーも、確定演出が出なかったとしてもまだまだ期待ができる程度には確定演出の出現率を抑えているようですが、半日も打てば明らかになってしまう機種もあります。
高設定確定演出を搭載している機種を高設定狙いで稼働している場合、それらの演出がずっと出ないということは、低設定の可能性が上がっていっている、ということを意味します。
これは、高設定狙いで立ち回る場合には考慮しておいたほうがいいことです。高設定確定演出が全く出ない状況というのは、あまり好ましいものではありません。
周囲に高設定の存在を知らしめてしまう
次に、高設定確定演出が出ることで、その台が高設定であることが周囲にバレて(知られて)しまうことがあります。
べつに周囲にバレたところでいいじゃない、自慢できるし! という人もいるかもしれません。確かに、ホールにとっては高設定を投入していることを確実にアピールできるので、ある程度は良いことと言えるでしょう。
ですが、高設定というものはそうそうたくさん設置されるものではありません。
あなたの台で高設定確定演出が出た場合、あなたの台の周辺の台が高設定である確率はグッと下がってしまいます。
両隣の人、あるいはあなたの台を見ていた人に、高設定の情報を与えることになるのです。
一機種まるまる高設定!というイベントである場合には、確定演出が出ていない台にもチャンスがありますが、そうでない場合は、周囲の人は高設定を諦めて稼働をやめてしまうかもしれません。
また、本来あなたの台が高設定であるという情報は、あなただけが持っていていいはずです。それを公開するしないは自由であるべきですが、確定演出によりそれが周囲に知れてしまうのです。
そもそも…設定「推測」って楽しいものですよね?
最後に、私が高設定確定演出の存在を嫌う一番の理由が、その演出の存在により、設定「推測」を強制的に終了させられる、ということです。
パチスロを打つ皆さんに問いたいのですが、パチスロの設定推測って、楽しいものですよね?
打ちながら、高設定なのか、はたまた低設定なのか。偶数設定なのか、奇数設定なのか。設定がいくつなのかを、朝一リセット有無、現在の出玉、当たり確率、連チャン具合、子役確率、モード振り分け、テーブル振り分け、状態移行率、…等々から考える。これが楽しいのです。
最初はとても高設定の期待が持てる挙動。穏やかだから偶数設定かな。だが、じょじょに低設定の可能性も出てきた。しかし、やっぱり高設定の可能性が高まる要素が増えてきた、よしよし!
といった感じに、設定「推測」しながら稼働するのは、パチスロの醍醐味といってもよいのではないでしょうか。
高設定確定演出は、この楽しみを抹消し、パチスロ打ちをただのブン回しマシーンに変えてしまう、人間殺しの演出なのです。
まとめ
高設定確定演出は、出れば嬉しいに違いありませんが、弊害もあるのです。
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