最近のパチンコ・パチスロシーンにおいて気になっていることがあります。
それは、大きくてド派手な役モノを搭載した機種が増えてきているということです。
とくにパチンコにおいては、そのような機種特有の役モノを搭載している台が増えたなと感じています。
巨大役モノの搭載は最近の新台のトレンド
大きな役モノを搭載した機種が増えたな、と思っているのは私だけではないはずです。
あえてこの機種がその例です、といった記載はしませんが、パチンコをよく稼働される方であれば、思い当たる機種のひとつやふたつはあることでしょう。
タイアップしたキャラクターであったり、剣やら銃やらであったりとパターンは様々ですが、結構な数の機種が、そのような巨大な役モノのついた筐体であったりします。
さて、皆様ご存知の通り、パチンコ・パチスロ業界はとてもグレー、いや、オフホワイトな業界です。
他メーカーの特定のヒット機種のスペックやら演出やらをパク…、失礼、参考にして新台を出す、なんてことは日常茶飯事です。
大きな役モノを筐体につける、ということにおいても、これが行われているということですね。
メーカー各社が他社の機種の何かを参考にして、多くの台の筐体に役モノがついているというわけです。
これらの役モノをつけることでユーザーの満足度は上がっているのか?
ここでそもそも論なのですが、これらの巨大役モノ(筐体)は何のためにあるのでしょうか。
該当の機種を目立たせるため、というのも理由のひとつではあると思いますが、一番の理由は「ユーザー(パチンコを打つ人)に楽しんでもらうため」だと思います。
メーカーは、ユーザーに該当の機種を楽しんでもらい、気に入ってもらいたい。そのためにこういった役モノを付けているのでしょう。
ですが、ここ最近の機種を見ていると、どこかで見たことがあるようなスペックの、どこかで見たことがあるような演出で、見てくれだけを巨大役モノで変更して新機種として出しているような台が、なきにしもあらずだと思うのです。
これらの最新筐体にかかるコストは、まず新台を導入するホールにかかり、ホールを経由して我々ユーザーに転嫁されます。
そういう意味では、巨大役モノを搭載している機種に限らずですが、間接的にとはいえお金を払っているのは、我々ユーザーなのです。
あなたはこの巨大役モノがついていることでよりパチンコを楽しめているでしょうか?それらの筐体を作成するためのお金を支払いたいでしょうか…?
機種専用筐体も多く、行きつく先は中古市場か産業廃棄物
さらに、昔と比べて問題なのは、これらの筐体の多くがその機種専用の筐体であり、再利用のできないことが多い、ということです。
昔は、同じメーカーの別の機種が、同じ筐体で使いまわしできるなんてことは、よくある話でした。
ですが、今は該当の機種が撤去されてしまうと、他の台として使うこともできず、行きつく先は個人やゲームセンターなどへ販売する中古市場か、産業廃棄物ゆきです。
ただでさえ新台の寿命が短い現代のホール事情において、巨大役モノ筐体の必要性は、メーカー、ユーザーともによく考えるべきなのではないでしょうか。
最近の、主にパチンコシーンを見て思うところでした。
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