ここ最近のパチンコホール状況を見ていると、スロットからパチンコにお客の移動が起こることは決定的かなと思う次第です。
パチンコが盛り上がっているから…ではなく、スロットが盛り下がっているから…という消極的な理由からです。
スロットシーンの盛り上がりに欠ける
ご存知の方も多いかと思いますが、スロットは今、6号機への入替が進んでいる真っ最中です。
コロナの感染拡大による影響を受け、現行機種のうち高射幸性機でない機種は2021年末まで撤去期限が伸びましたが、そこまでには確実に撤去が必要となります。
これまで、6号機にヒット機種が出てこないとスロットは終わる…的なことを述べてきましたし、実際そう思っている方も多いでしょう。
私もよくスロットの稼働はしますが、6号機がホールに導入され始めた初期よりも、今はハイエナ台を見つけるのも難しく、高設定台をつかむのも難しくなっているように感じます。
加えて、高設定台をつかめたとしても、そこまで機械割が高くないため、高設定なのに出なかったといったこともよく起こります。
スロットを打つ魅力や、プレイヤー側のモチベーションは下がる一方です。
すでにスロットに見切りをつけて、打たなくなったという人も多く、スロットの遊技人口は確実に減っていっています。
パチンコは射幸性を削られた感は今のところない
いっぽう、パチンコの方はといえば、スロットに比べてあからさまに規制が強化されたといった感じは受けません。
そりゃあ大当たり確率1/500のMAXタイプが出ていた頃の昔に比べれば、いくぶんは規制が強化されてはいるのですが、現行の機種が目に見えて出玉を抑えられた、といったことはありません。
なんだかんだ言っても、お客は射幸性の高い、爆裂機を求めています。
パチンコは、スロットに比べると、まだそこまで盛り下がったといった状況ではないと考えられます。
そして、最近になってですが、パチンコの遊タイム搭載機種がホールに設置されるようになってきました。
もし遊タイム搭載機種の人気が出て、ホールが長く使うようになると、これまでスロットでハイエナ稼働をしていたスロッターが、遊タイムを狙いにパチンコに流れてくることが予想されます。
スロットのハイエナを主戦として稼いでいるプロは、今後ゴッド凱旋も撤去され、厳しい状況となるでしょうから、遊タイムに活路を見出すことも考えられます。
もちろん、遊タイム搭載機がちゃんとヒットして、ホールに長期間設置されるようであれば、という前提ではありますが…。
スロットは台数減、お客はパチンコに移行すらしないケースも
スロットの稼働改善が見込めない今、スロットの設置台数を減らすというホールアンケートも出ていますし(下記記事参照)、それがホールにとってもお客にとっても正解だと思われます。
参考記事:「パチンコ・パチスロはオワコンか?②」
スロットに見切りをつけたプレイヤーは、パチンコに移行すらせず、もうパチンコ・パチスロから離れてしまうといったことも考えられます。
スロットは打つけどパチンコは打たない、というプレイヤーは結構な割合でいるからです。
ホールとしては、スロットを打たなくなった人をパチンコで取り逃さない、という戦略が必要になってくるでしょう。
まとめ
スロットからパチンコへお客が移っていくか…? という話でした。
スロットが今後台数減となるのは避けられないと思いますが、その分パチンコが盛り上がるかというのは、また別の話です…。
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