現在のパチンコ・パチスロ業界は、イベント規制の名のもとに、積極的な出玉の宣伝広告ができない状況です。
しかしながら、ひと昔前までは、やりたい放題と言っていいくらいのイベント全盛の時代があったことも事実です。
今回は、今から約10~20年前までさかのぼり、今では考えられないくらいの超激アツイベントの内容を振り返っていきたいと思います。
古き良き時代の話だね~。
広告宣伝規制が入る前の各ホールのイベント
パチンコ・パチスロ業界に広告宣伝規制の波が押し寄せたのは2011年のことです。
これ以降、出玉に関する一切の宣伝が禁止される事態となりました。
それ以前のホールの宣伝は、メールやCMを使った大々的な広告を打っており、「〇日は激アツイベント!」「新台入替の新台は全台高設定!」といったような、直接出玉に関するような告知を行うことが可能でした。
ですが、広告宣伝規制以降は、ホールは自らアツい日を宣伝する手段を失い、あくまで「旧イベント日」という形の暗黙のイベント日のみが残る形となったのです。
ホールが出玉を出すとされる「特定日」が「旧イベント日」である可能性が高いのも、この広告宣伝規制が事の発端なのです。
広告規制が入る前までは存在していた、今では考えられないような激アツイベントの例を紹介します。
朝一メールで全台設定6機種を発表
イベント日の朝一に、メール会員に向けて、その日の全台設定6確定機種の情報が送られてくるというイベントです。
当時は朝一の入場順を抽選で決めるホールは少数派でしたので、ほぼ並び順通りの入場でした。
そうなると、朝一の並びはそれはもう激しいもので、前日のホールの閉店直後に並ぶといった光景も見られました。
設定6確定台が毎日1台存在
こちらは朝一の入場順を抽選で決めるホールで、1番を引いた人はスロットの初代「北斗の拳」の設定6確定台を朝一から打てる、というものでした。
朝一の入場順抽選に参加さえすれば、ノーリスクで設定6を終日打てるチャンスがあるということで、かなりの強力な集客力を誇っていました。
しかもこれは数日限りではなく、毎日必ず1台、入口正面の一番目立つ台に「設定6確定」の札が刺さっている、というものでした。
当時のホール間の競争の激しさが垣間見える集客イベントです…。
来店ポイントで設定6確定台を朝から打てる
ポイントを貯めて、特定のポイント数が貯まると、好きな機種の設定6を朝一から打てるというものです。
来店のたびにポイントを付けるタイプのイベントもあれば、特定の機種で単発を引いたら残念賞としてポイントをもらえる、といったイベントもありました。
加えて、このイベントに限らずですが、当時はホールが嘘をつけないように、台を開けて設定をお客に確認させる(設定確認)といったことも可能でした。
現在では全くもって考えられないようなサービスですね…。
全機種全台設定6
そして、後にも先にもこれを上回ることはできない、極めつけの究極最強イベント、それが「全機種全台設定6」イベントです。
こんなことするホールが本当にあるのか!?と思ってしまいますが、実際に存在したのです。
その日のイベントに向けて、前々日の開店前から並びが始まっていたとのことです。
前日の閉店後ではありません。前々日の開店前からです。
いかにブッ飛んだイベントであったのか、お分かりいただけたでしょうか…。
やはりひと昔前のイベントはクレイジーでした
こうして過去のイベントを挙げてみると、いかに以前のイベントがクレイジーなものであったのかよくわかります。
そりゃあ規制も入るわな…といった感じもしますが、当時はそれでもホールの経営が成立するくらい、通常営業での集客と回収ができていたということです。
当時の各機種の射幸性の高さと、現在からは想像もつかないくらいのスロット人気によって、これらの強力イベントは支えられていたのです。
まとめ
広告宣伝規制が入る前の、ひと昔前のホールの超強力イベントを振り返りました。
振り返ってみると、当時のイベントのお祭り感を思い出し、気持ちが高まってきました…。
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