ここ最近、パチンコ・スロットのおもちゃ搭載機種はもはや珍しくなくなりました。
主にパチンコで大型のおもちゃの搭載される傾向が強いように思われます。
これらの遊技台の巨大化は、ユーザーが望んだものなのかというと…、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
遊技機の大型化に関する検討会
現在、業界団体(日遊協)としても、おもちゃ搭載を問題視していると思われる報告が理事会にて行われたようです。
パチンコ・スロットに関わる多くの企業が加盟する業界団体である、日本遊技関連事業協会(日遊協)。
その日遊協の主催で「遊技機の大型化に関する検討会」が進行中です。
参考記事:「日遊協主催「遊技機の大型化に関する検討会」、審議状況を報告」
これまで、ユーザーの意向を無視しているとも思えるような、おもちゃ付きの高額筐体の新台が続々とホールデビューしていますが、それに歯止めがかかるかもしれません。
誰が望んだ?筐体の巨大化
ここ最近、特にパチンコの新台において、巨大な台枠や役モノを搭載した機種は、枚挙に暇がありません。
遊技台の巨大化が我々ユーザーの満足度を高めているなら、それは進化と呼べるかもしれません。
ですが、実際のところは、台に大きなおもちゃが装着されただけで、特にそれが理由で人気が出るというわけでもなさそうです。
現実には、おもちゃが搭載されたことにより純粋にその分は機械代が高くなります。
そして、ユーザーからより回収する必要が生じるため釘が閉まり、釘が閉まると打つ人が少なくなり人気が出なくなります。
人気が出なくなると撤去が早まり、また高額なおもちゃ付きの新台が導入されるという負のループが発生するのです。
筐体の大型化/高額化で負のサイクルがより悪化
この「新台をどんどん入れ替えて産業廃棄物を増やす」という負のサイクルは、パチンコ・パチスロ業界では昔からずっと変わっていません。
ですが、筐体が大型化・高額化したことで、そのサイクルが自然環境的にも、ホールの懐事情的にもよりキビしくなっていることは間違いありません。
現在の日遊協の「遊技機の大型化に関する検討会」により、筐体に不要なおもちゃを付けられることが無くなるよう、願ってやみません…。
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