世の中の各種ギャンブルは、たいていにおいて期待値が決まっています。
もちろん、プレイヤーの技量によって期待値が多少上下することはありますが、当たったときの見返りが大きいものほど、胴元の取り分が大きくなる、という基本法則があります。
つまり、プレイヤー側からすると、ギャンブル性の高いものほど、大きく回収されやすい、ということになります。
夢のあるものほど、夢のない回収率
パチンコ・パチスロにおいても、この法則はあてはまります。
当たり時の見返りが大きい機種ほど、胴元の取り分が大きくなる傾向があるのです。
例えば、スロットで言うなら、当たりのときの見返りが小さいAタイプの機種よりは、天井も深いが当たり時の連チャンに期待できる荒い機種のほうが、より回収されやすい傾向にあります。
これは、荒い機種のほうが、設定が低かったとしても、爆裂に期待して突っ込む人が多いため、ホールが回収しやすくしているのです。
パチンコもある程度は同様で、波の荒い機種は一発当たれば出玉感を演出できるので、辛く使われていることが多くなります。
ただ、パチンコの場合は、荒い機種でも主力機種であればそこまで辛くするということはないかもしれません。
他のギャンブルではどうか
競馬・競輪・競艇といった公営ギャンブルにおいても、大きい配当の出やすい賭け方ほど、胴元の取り分が大きくなっています。
例えば、競馬であれば、割と当たりやすく配当の少ない単勝(1着のみを当てる)の胴元の取り分は20%です。
一方、1,000万円クラスの配当も出る三連単(1,2,3着を順番通りに全部当てる)の胴元の取り分は30%となっているのです。
大きな勝ちを狙えるものほど、大きく利ざやを抜かれるようになっているのですね。
そして、この日本において最も大きな見返りを期待できるギャンブルである「宝くじ」。これの胴元の取り分は50%以上です。半分以上も持っていかれるのです。そりゃあ胴元は儲かりますよ。
奇跡が起これば配当は大きいのですが、ほぼ起こらない奇跡を狙うのにかかる経費は大きいのです。
これに比べると、設定1でも機械割95%程度(胴元の取り分5%)で、自らの努力で期待値を上げられるスロットは、各種ギャンブルの中でも最も勝ちやすいと言えるのではないでしょうか。
私もパチンコ・パチスロ以外の各種ギャンブルを試してみた経験がありますが、やはりパチンコ・パチスロが一番勝ちやすく、ちゃんと努力が結果に反映されるギャンブルです。
そういう意味では、パチンコ・パチスロは一番ギャンブルではないギャンブル、と言えそうです。
まとめ
夢のあるギャンブルほど、夢のないくらいに回収されます。
奇跡は起これば大きいですが、狙うための経費も大きいのです。
参考記事:「超有名な、期待値最低のギャンブル。何でしょう。」
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