ここ最近、さらにホールの低貸の稼働が良くなってきていると感じませんか?
これはつまり、相対的に通常レート(4円パチンコ、20円スロット)の稼働が落ちてきていることも意味しています。
低貸は人気
最近は、同じホール内でも複数の貸玉/貸メダルのレートを用意しているホールが多くあります。
パチンコだと、基本は4円パチンコですが、2円、1円、0.5円といった複数レートが存在するホールもあります。
スロットだと、基本は20円スロットで、10円、5円、2円…といったレートですね。
これらの、基本レート(4円パチンコ、20円スロット)ではないレートを一般的に「低貸」と呼んでいます。
そして、ここ最近は特に、これら低貸の稼働がとても良くなっていると感じることが多いです。
お客自体が増えているわけではない
低貸の稼働が良くなっているというのは、必ずしも良いこととは言えません。
パチンコ・パチスロの遊技人口は年々減少の一途をたどっており、それはデータから見ても明らかです。
遊技人口は増えていない(減っている)のに、低貸の稼働は好調…。
これが意味するものは、「通常レートから低貸へお客が流れている」ということです。
いままでは通常レートで打っていたはずのお客が、低貸へと移動してしまっている、というのが事実です。
これは、ホールにとってはあまりありがたくない状況であると言えます。
例えば、4円パチンコを打っていたはずのお客が1円パチンコを打つようになった場合、単純計算でホールの儲けは4分の1になる、ということですからね。
お客としても、通常レートで打つだけの金銭的余裕のない人が増えている、という状況が、低貸の人気を支えていると考えられます。
低貸の人気は、不景気の証なのです。
低貸の環境は良くなっている
しかし、ここ最近の低貸の環境は、目を見張るほど良くなってきています。
その一例が、低貸への最新台の導入です。
ここ最近、パチンコ・スロット共に、低貸に最新台が早い段階で導入されるという光景は、珍しくなくなりました。
これまでは、新台は導入してしばらくは通常レートだけに設置され、完全に稼働が落ちてから低貸に移動させる、という流れがセオリーでした。
しかし、通常レートで導入した新台もガンガン稼働するとは限らないこのご時世、確実に稼働する低貸に新台を設置するというホールも増えているようです。
ホール側としても、本音としては通常レートでガッツリ回収したいのでしょうが、稼働しないことには回収できませんから、痛しかゆしといったところでしょうね。
もちろん、ホールはこれまで通常レートでしっかり回収できていたはずのものが、低貸でしか回収できないとなれば、売り上げの低迷につながります。
そしてそれは、さらなる回収/出玉削減という形でのしかかってくるのです…。
まとめ
ここ最近、低貸の人気がより高くなってきたように思われます。
それは純粋に喜べる話ではなく、ホールの売り上げ減につながり、より回収の度合いを強める要素になり得るのです…。
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